とてつもない罰ゲームが・・・

Sプロデューサーから着信が入った。

新年の挨拶はLineで済ましていたのだが、彼から電話が入ることは珍しいことだ。

簡単に新年の挨拶が終わると早速Sプロが本題を切り出した。

「結果6000人か〜」

SaltwaterTVの登録者数1万人ノルマのことだ。

「そうなんですよ。できる限りはやったんですけどね・・・」

「まあでもシロウトなりに良くやったと思うよ」

「マジですか? ありがとうございます。そう言ってもらえるだけで救われます」

「でな。オマエの状況もわかってるし、サポート金額はそのままでいいかなと思ってるんだよ」

「えっ。マジっすか?」

「さすがに半額はきついだろ」

「そうっすね。キツイっすね」

Sプロのことが神に思えた。やはりこの人についてきてよかったなと心の底から思った。

そしてこんな思いも芽生えた。

そうだ。ボクはシロウトなりに良くやったんだ。ユーチューブに出ることに強い抵抗感があったにも関わらず、顔まで出してやっているではないか。頑張ったよ、オレ。急速に達成感に満たされていった。

しかし話はそう単純ではなかった。

Sプロに対する感謝の思いを伝えて電話を切ろうとしたが、Sプロからの返事がなかった。

電波が途切れたかと思い、

「もしもーし」

と問いかけてみると

「うん、聞こえてるよ」

と返ってきた。

電波のせいではなかった。何事かを考えているのだ。

ボクは即座に身構えた。

Sプロはいい人なのだが何を言い出すかわからないところがある。

そして沈黙は破られた。

「このままなんもナシね、ってわけにはいかないよな」

きた。やっぱりきた。

「ん〜〜〜、そうなんですかね?」

「そうだろ。読者にも失礼ってもんだろ」

そしてまた沈黙。

「・・・」

「あ、そうだ」

何かひらめいたようだ。

「オマエ、これまでに一番長く乗った波ってどれくらい?時間的に」

ん?なんの話だ? ボクは少し混乱しながらも過去に長く乗った波を思い出してみた。

ロテのグーフィーも長かったな、ん〜、でも時間的な長さからするとエアポートリーフのトロトロもとんでもないときがあったぞ。ユーチューブをやり始めた関係で波の映像を見る機会が増えているので感覚的に1分くらいかなとはじき出した。

「だいたい1分から1分10秒といったところですかね」

「ほお〜・・・」

電話口から「1分10秒か〜、ん〜〜」などとブツブツ言っているのが聞こえてきた。

「そしたらな、3分以上乗れる波のところに3ヶ月以内に行って、Goproでそれを撮影してくること

「えっ? なんですかそれ? それって罰ゲームですか?」

「まあ、そういうことだな」

ボクは絶句した。

3分以上の波に3ヶ月以内?

「あの。それってもしかすると・・・ できなかった場合は?」

「さらに過酷な罰ゲームが待ってるかもよ」

と高らかに笑った。

ボクもつられてなぜか爆笑してしまった。

もうここまでくると若手芸人枠だ。

そして笑っている最中に「そんじゃな、頑張れよ」と電話は唐突に切れてしまった。

というわけで次なる指令は『3ヶ月以内に3分以上の波に乗る』ということになってしまった。

ん〜〜〜。

新年早々またもや窮地に立たされてしまったのだった。

有本圭

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