日本の強み

日本に来てからというもの、wifi難民化している。

Saltwater magazineの記事を更新するために1日1度はwifi環境下に身を置かなくてはならないのだ。

これまではポケットwifiがその役割を果たしてくれていたのだが、今回からはスマホのシムを入れ替えてインターネットに繋ぐ作戦に出た。それが完全に裏目に出てしまいテザリングがうまくできずにパソコンとインターネットに繋ぐことができないというカナシミの事態に陥ってしまったのだ。

 

というわけで日本滞在中は隙間の時間を見つけてはwifiのあるカフェを探し歩くという日々を送っている。

しかしそれにしても日本のカフェはどこも快適だ。

バカ笑いをしているインドネシア人の集団も、大声で怒鳴りあっている中国人の姿もない。

走り回っている子どもなんているはずもない。

まるで図書室のような静寂の中で思う存分仕事に集中することができる。

また店員の質においても、その日の気分によって大きく態度を変えてしまうオーガニックなインドネシア人とは違っておしなべてサービスレベルが高い。

日本のサービスはマニュアル的で心がないなどと評されることもあるが、たとえ店員の笑顔が作り笑顔だとしてもムスッと対応されるよりは遥かにいいのだ。

 

この国ではフツーに感動的なサービスに出会うことができる。

空港で電車のチケットを購入すると「出発は5分後です。1番ホームをお進みください」と窓口のお姉さんが親切に教えてくれた。

美容室で出されたお茶を飲み干すとすぐに新しいものが運ばれてきた。

娘がテーブルにコップの水をこぼしてしまうと笑顔を浮かべた店員がすぐにきれいに片付けて新しいものと取り替えてくれた。

カフェでコーヒーを注文すると「お客様、お席はお決まりですか? もしお決まりでなければ先に席の確保をお願いします。ただいま混雑しておりますので」と予め忠告してくれた。

居酒屋で豆腐サラダを注文すると「お通しがお豆腐になりますのでちょっと被ってしまいますけどよろしいですか」とナイスなアドバイスをくれた。

タクシーのドライバーさんが「ちょっと渋滞してきたので時間で動くメーターは止めちゃいますね〜」とわざわざ自分が得をしないようなことを親切心でしてくれたりもした。

これらはもしかするとクレームに対するリスクヘッジという側面もあるのかもしれないが、客としては気分のいい対応である。

こういったきめ細やかさこそ日本が世界に誇れる強みなのではないだろうかと強く思ってしまったのだ。

 

ほんの1週間の滞在の間に起きたこれらの感動的サービスの数々は決して富裕層相手の高級サービスなどではなく、ごく庶民レベルで散見されたところが日本のスゴイところだ。

もしかすると日本のサービス、ホスピタリティの中にこそ、この国が世界と渡り合っていけるキーが隠されているのではないかと思った。

 

売り上げが伸び悩んでいる日本の中小企業はどんどん外に出て勝負して欲しいと思う。日本の平均的なサービスレベルを保つことさえできればきっと勝機が見出されると確信してしまった次第なのであった。

有本圭

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