目に見えない世界

バリ島で暮らすようになり、より強く目に見えない世界を意識するようになった。

バリの人々は目に見えない世界に重きを置き、目には見えない神様や死者の魂と共に生きている人々だ。

そんな彼らと過ごす時間が長くなり、自然とそういうニンゲンになってしまったのだ。

 

彼らの基本姿勢は経済活動より宗教活動が優先される。

バリヒンドゥ教のお正月にあたるニュピの日には外出はおろか灯火さえも禁じられる。先進諸国の人々が「そんなことより納期が迫っているから休日返上で仕事をしてくれ」と頼んだところでまったく意味をなさない。

当たり前のように仕事を優先してきた人々とは基本的な価値観や優先順位が異なる人々なのである。

 

そんな彼らと時を共にし、考え方をやり取りしているうちにボクにもそういった意識がしっかりと根付いてしまった。

お金よりも大切なことがあることを知った。

そりゃあお金は大切である。

しかしそれより優先すべきことは案外たくさんあるのだ。

 

ときどき「目に見えないものは信じない」という人がいる。

ボクはそういう人に「じゃあアナタは心を信じないのですか?」と尋ねる。

心は目に見えないものだ。

でも確かにある。

それを魂と呼ぶ人もいる。

人間は脳みそで考えているだけの存在ではない。

ロボットのように何かを判断しているだけの存在でもない。

常に心で感じながら生きている。

感動したり感謝したり喜んだり悲しんだり怒ったりしながら。

それは目に見えない心の動きなのだ。

こんな身近なところにも目には見えないけれど確かに存在しているものがあるのである。

 

目に見えないことに意識を向け始めると心で視えてくる景色があることを知る。

そしてそこにこそ本当に大切なものが潜んでいたりすることに気づき始める。

ちょっとアヤシゲな記事になってしまっただろうか。

でもボクはそういうことが当たり前の世界、バリ島で暮らしている。

だからそういう方面のヒトになりつつある。

アヤシゲだろうか。

アヤシゲなんだろうな。

まあいいや。

有本圭

インスタグラムkeiarimotoではバリ島ライフをほぼ毎日アップしてます。こちらも是非フォローしてくださいね!

Saltwater magazineのインスタグラムも始めました。こちらもよろしくお願いいたします!!