『愛』が生まれた日

7年前の今日、毛の生えていないサルのような姿のキミが顔をクシャクシャにしながら生まれてきてボクは父親になった。

自分の中で劇的な変化が起きた。

自分中で自分の順位が一番でなくなった衝撃的な瞬間だった。

自分の命にかえてでも守りたいと思える人が突然ボクの目の前に現れたのだ。

 

あれから7年が経ち、『天真爛漫』という言葉がぴったりの女の子になった。

ホッペタを上げていつもニカニカと笑っている。

一人遊びは苦手だけどお友達と遊ぶことが何より大好きだ。

いつもバカみたいな表情をつくってはみんなを笑わせている。

でも時々シャイになり仲間にうまく入れないときにはゴリラのような表情でスネたりもする。

甘ったれで、大げさで、わがままで、時には嘘泣きをしてボクのことを困らせる。

怖がりでいまだに一人で寝ることができない。

特別勉強ができるわけでも、スポーツができるわけでもない。

集中力だってある方ではない。

でもそんなことをぜんぶひっくるめてそのまんまを『愛している』のだ。

月並みな言葉なのだが『愛している』以外の言葉は他には見当たらないのである。

 

親になって大きな気づきがあった。

それが『愛』だった。

それまでは照れ臭くて妻にでさえ「愛している」なんて言ったことがなかった。

『愛』なんてなんだか嘘くさくてあまり好きな言葉ではなかった。ヤサ男が女を口説くために使う言葉くらいにしか思っていなかった。

もしかするとボクが子どもの頃に親に抱いていた愛情を最後に長いこと忘れてしまっていた感情だったのかもしれない。

 

娘に抱く感情を『好き』という言葉で表現してみると何か物足りなさを感じてしまう。

やはり『愛している』がしっくりとおさまりがいい。

娘を愛したことで自分の愛情力が大幅にアップし、妻や両親、家族を愛せるようになったし、友人や仕事のパートナー、娘の友達にさえ愛を感じるようになった。

その感情は人に対してだけではとどまらない。

海を愛しているしサーフィンを愛している。

今の暮らしを愛しているし、自分の仕事を愛している。

そして自分のことも愛している。

こんな心境になれたのは娘がボクのもとにやってきてくれたからにほかならない。

 

キミのおかげで『愛』を知ることができたよ。

ボクのところに来てくれてありがとう。

そして、7歳のお誕生日、おめでとう。

有本圭

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