置き去りになった『夢』

振り返ってみると20代の頃に描いていた理想の『オトナ』の姿はほぼ実現している。運良く常夏の島で『いつでも』サーフィンができるライフスタイルを手に入れることができたのだ。

しかし叶えられていない夢もある。それはもう追うのもやめてしまっている夢だ。

それは『お金持ちになる』ということだ。

あの頃の予定ではある程度のお金持ちになっているはずだったのだが現時点ではお金持ちとは言えない。決して貧乏ではないけれど、とてもじゃないけどお金持ちとはいえないのが現状なのだ。

 

一度くらいはお金持ちになってみたいという密かな欲求はまだ心の片隅の方でくすぶっている。

では全てを投げ打って、たとえば今のライフスタイルを失ってまでお金持ちになりたいのかと言われると「うーん」と頭を抱えてしまう。

だったら今のままの方がいいか、となってしまう。

しかしサーフィンに関しては『いつでもできる』ということではなくてもいいのかなとも思ってしまう。

どっちにしたってサーフィンタイムは1日1回でせいぜい2時間弱のことだ。

それ以外の時間をお金持ちになるために使ってみてもいいのではないか。

そんな考えもなくはないのだ。

 

30代のあの頃。

ボクは「社長」と呼ばれていた。

それこそお金持ちになるために1日のほとんどの時間を費やしていた。

そのおかげで給料は今の3倍くらいはもらっていた。

しかし決して幸せではなかった。

いつも仕事に追われ、時間に追われ、人にも追われ、支払いにも追われていた。

いろんなものに追い立てられる生活だった。

いつも寝不足だったし、大好きなサーフィンもほとんどしなくなっていた。

そんな生活に嫌気がさして会社をたたんだのだ。

 

あのバタバタ生活に戻るのはゴメンだ。

しかしもっと違うやり方でお金持ちになれる方法はないのだろうか。

たとえば自分が大好きで熱中できることでお金持ちになれる方法があるのではないだろうか。

きっとそれはそれでキレイゴトだけでは済まされない大変なこともたくさん出てくるだろうが、それが大好きなことであればいろんなアレコレを乗り越えていけるではないだろうか。

以前のように逃げ出さずに済むかもしれない。

 

別に高級車に乗りたいわけでも、とびきりいい家に住みたいわけでもない。

いい時計が欲しわけでもないしブランド品に身を包みたいわけでもない。

物質的にはもう十分満たされている。

足りないものは特にない。

しかしある程度のお金持ちになることで今の自分では体験できないことができるはずだ。

 

たとえば周りの人たちを喜ばせるような何かをするとか。

長い旅行に出て見聞を広げてもいい。

何か特別なカリキュラムに参加して自分の能力を伸ばしてもいい。

世の中のための活動にそのお金を使ったっていい。

愛娘に考えうる最高の環境を与えたっていいではないか。

 

現状に満足してアグラをかいていることが実は恐ろしいことではないかと思い始めている。

なぜなら現状維持の姿勢をとった瞬間から衰退が始まることが多いからだ。

今の暮らしに感謝しつつもさらに上を目指す努力をしてようと思い始めている今日この頃なのであった。

有本圭

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