我が1日成長記

本日のバリ島は国で定められた祝日なのである。

娘バリ子の学校は休みだし、道路もいつもより空いている。

しかしボクの基本的ワークスタイルは日本のクライアントさんのお仕事を中心にやらせていただいているので、いくら祝日だからといって全体的に「よーし、休みだぞー」というふうには素直になれないカナシミを抱えて生きているのである。

どちらかというと日本の祝日の方が『休み』という心持ちになれるのだが、そんな日でもこの島の日常はフツーに流れているわけなので、娘バリ子の学校送迎運転手役をこなしたり、バリ島サイドのお仕事、例えば原稿依頼をいただいている現地の旅行会社との打ち合わせなどが入ってしまうとやはり完全なる『休み』とはならなくなってしまう。

バリ移住当初、まだその恐ろしさ知らないウブだった頃のボクは「祝日のダブル取り〜」なんて無邪気にヨロコンデいたわけなのだが、現実はそう甘くはなかったのである。

そして話はさらに続いていく。

当サイト『Saltwater magazine』の基本的規律として『毎日なんらかの記事を投稿する』と厳粛に定められているので祝日どころか土日だって完全なる休みとはならない。

週末、家族と近所のビーチをぶらりと歩いていたとしても、ボクの塩漬けアタマ及び近眼進行両目は常にナニモノかの原稿ネタを探している。

そうなのだ。気がつくと『休み』が消えてしまっていたのだ。

パソコンに向かいながら仕事の合間にそんなことを考えつつ「たまにはのんべんだらりと脳内カラッポ呆然状態で日がない1日を過ごしてみたいぞ〜」などと『ブツクサ』と独りごちていたのだった。

 

とまあ何かと『ブツクサ』いっているわけなのだが本日のバリ島は厳然たる祝日なのである。

やることをやってしまうとすばやく冷蔵庫からビンタンビールを手にとり、そいつをジワジワ喉に通しながらハンモック(toy mock)に身を委ねた。

どこかでお祭りだろうか。遠くからポンポコポンポコとガムランの音が聞こえてくる。

その合間を縫うように耳に届く鳥たちのさえずりは何か会話でもしているのだろうか?

どんな会話をしてるんだろう、鳥って。

そんなどーでもいいことの数々が我が塩漬けアタマにフワッと浮かんでは消えていった。

 

2本目のビンタンビールの栓を抜き、何となく今日という1日を振り返ってみた。

いつものサーフスポットでいつもの仲間たちとどうでもいいバカなジョーダンを言い合いつつバカみたいな顔で笑い合っていた。そんな風にしながら仲間たちと海へ向かった。

波は最高だった。ムネ〜アタマのレフトブレイクはショルダーをどこまでも伸ばしていた。

そうだ、それに今日何人の方たちに「いつも読んでますよ〜」と声をかけていただいたのだろう。一人ひとりの笑顔を思い出してみる。ありがたいありがたい。

午後は一転、仕事モードに突入していった。クライアントの締め切りがいよいよマズい状態になってきているという現実と向き合いながらアレコレとパソコンを叩いた。

そんでもって一瞬で夕暮れ時。

話は『今』に戻ってくる。

我が書斎の小ベランダを占領しているハンモック(toy mock)にユラユラと静かに揺れながらビンタンビールを片手にしみじみと「幸せだな〜」などと夕日を眺めている。

さらにアレコレと無責任に思いを巡らしているうちにわりと遠めの方から娘バリ子の相変わらずでかい声が耳に届いてきた。『オトー』に戻れる時がやってきたみたいだ。

 

そんな過程を経ながら、今こうしてこの記事を書いているわけである。

「はあ? 何本目なの?」というド天然嫁の鋭い視線をかいくぐりつつ3本目のビンタンビールを片手に書斎に入る。そしてパソコンを開いてこの記事を読み返してみる。

前半部分のツベコベが気にくわない。そんでもって話が前後していてよーわからん。

しかしそれをアルコールのせいにしてしまうというのは今のご時世、少々恐ろしいことなのでやめておこう。

まだボクが若かった頃(今の自分と比較)の『ツベコベブツクサ』などどうでもいいことだなあと厳かに思いつつさらにビンタンビールをグビリと飲むのであった。

 

有本圭

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