アジア人蔑み目の白人おっさん

ここ最近のバリ島の渋滞は末期症状になってきている。

どこからともなく大量のバイクがわしゃわしゃと道を占拠し、我先我先とタタカッテいる。少しずつ生活が豊かになり、これまでバイクで幹線道路を縦横無尽に走りまわっていたバイカーたちが車を手に入れ、やはり車でも同じスタンスで道を自由奔放に動きまわる。車線なんてものはあってないようなものでほんの少しでも隙間を見つけるとグイグイと車体をねじ込んでいく。

バイクや車やおとっつぁんやおかっつぁんがもうとにかくどーしたどーしたと道を覆い尽くしていく。このまま順調に交通量が増えていくと数年後のバリ島の道はどこもかしこもスタックしてしまうのではないかと勝手に懸念を強めているのだ。

 

そんなバリ島であるが、日曜日になると基本的には家でゆっくり過ごす人が多いようで交通量はぐっと減る。

この日だけはストレスなく移動することができるので少し足を伸ばしてチャングーに行ってきた。

足を伸ばすといっても我が家から15kmほどしか離れていないわけで、いかに普段から狭い範囲でしか行動していないかがよくわかる。

 

そしてチャングーはチャング−で他のものに占拠されている。

白人だ。

海に入っているサーファーの90%は白人で(感覚的調べ)、そのほとんどがオージーで占められている。フレンドリーでスマイリーな人もいれば中には白人至上主義のアジア人蔑み目のおっさんなんかも一定数含まれている。

こういうおっさんはタチが悪い。

隣で波待ちしているだけでチェッなどと舌打ちを盛大に鳴らして不機嫌そうな眼差しを向けてきたりする。

え、ボクなんかした?

ほとんどの白人はボクのことをバリニーズだと認識するらしく、彼らが不当に受けてきている差別や偏見みたいなものを身をもって体験することがある。

まあそういう古いタイプの差別主義おっさんからするとそれが日本人とだとしたところで大差はないのだろうけど。

そしてこういうおっさんに限ってこちらが波に乗ろうとすると真っ赤な顔をして必死にパドルしてドロップしてこようとする。

まあしかしそういうおっさんに限ってたいがい波に置いていかれて「Shiiiit!!」なとと海面を叩いたりするわけなのだが。

 

この島は何かと賑やかで大変にヨロシイのであるが、そろそろこのあたりで入島制限でもかけない限りガシガシと肩がぶつかって人々の心が荒んでいってしまうのではないかとこれまた勝手に心配してしまう。

今のバリの状況を考えると空港滑走路を広げてさらに集客を見込もうとしている政策にハテナマークが点灯してしまう。

その前に『道』だろ、と思ってしまうのだ。

有本圭

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