『負け』の値打ち

サーフィンがうまくなりたいのであれば大会に出るのが一番だ、という記事を過去に何度か書かせてもらっている。

約10年ぶりにクタビーチの大会に出させてもらったわけだがやはりそれ以降のサーフィンへのモチベーションに大きな変化を及ぼしそうだ。

 

大会で優勝する選手はたった一人だけだ。

それ以外の選手は彼に負けたわけだ。

つまり一人を除いてはみんな負けるというのがサーフィンの大会の本質なのである。

 

実はサーフィンの大会に出る意義はこの『負け』に内包されているのではないかと思う。

負け犬がウォンウォンと遠吠えしているわけではない。

負けることによって自分のサーフィンと向き合うようになる。

足りないところや劣っている部分が明確になればそこにフォーカスして練習するようになる。すると少しずつ自分のサーフィンが良い方向に向かっていくというサイクルを生み出していけるわけなのだ。

 

また大会では『かっこいいな〜』と思える好みのサーフィンを目の当たりにする機会に恵まれることも多い。映像などで見るより実際の目で見た方がはるかにインパクトは強い。

するとそのサーファーのスタイルを真似しようとするだろう。

こういったことこそが上達への道しるべとなるのである。

 

約10年ぶりに大会に出てみてクオーターファイナルでこっぴどく負けてしまった。

どうして勝てなかったのだろうか。

彼のサーフィンと比べて何が劣っていたのだろう。

そんなことに頭を巡らせること自体、大きな進歩といえる。

これまで真剣に自分のサーフィンと向き合うことをおろそかにしてきたともいえるのだ。

改めて大会にはできる限り出て『負け』を経験した方がいいのだなあと塩漬け頭のボクでさえくっきりと実感できたのであった。

有本圭

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