アジアサーフィンツアー初日の結果は?

約10年ぶりのサーフィン大会出場となる。(そのきっかけはこちら

ASC( ASIA SURFING CO)のロングボードツアー開幕戦がクタビーチで行われているのだ。

 

突然の飛び入り参加ではあるが、心の準備なんてもんはない方がいい。

あまりに入念な準備をすると、勝ちたいとの思いの強さが硬さにつながってしまうことがある。プロとして活動していた当時、大会結果が来季のサラリーに影響してしまうというプレッシャーが重くのしかかり、成績が伸び悩んだ苦い経験があるのだ。

まあ、所詮ボクはその程度の選手だったわけなのである。

 

朝、コンテスト会場に入ると独特な空気感に懐かしさをおぼえた。

選手同士のの交流やコンテスト前の真剣なセッション。

どれも新鮮に思えた。

しかし同時に戸惑いもあった。

自分の出番まで待つわ待つわ。

待つこと何時間?

はあ〜、もう長いな、帰っちゃおうかな、などと幾度となく挫けそうになった。

しかも自分の出番が近くにつれて波が消えてしまったのだ。

潮が上げてショアブレイクになってしまっているではないか。

こんな波でサーフィンなどしたくないわ。もう帰ろうかな。

自分に負けそうになる。

いやっ、ダメダメ、せっかくASCとつなげてくれた韓国の女の子の顔をつぶすことになる。

で、まあ結局R1は出てみようではないかと腹をくくったのであった。

 

ヒートが始まるまではプレッシャーなどまったく感じていなかったわけなのだが、いざヒートスタートのホーンが鳴ると大会の独特な雰囲気に飲みこまれそうになっている自分に気がづいた。

平たくいうとガツガツと波に乗る同じヒートの選手たちの迫力に圧倒されてしまったのだ。

普段から「どーぞどーぞ」などと波を譲ってしまっているメロウな習慣が抜けきれない。

『邪魔をしてはいけない』

気がつくとそんなマインドになってしまっていたのだ。

いかんいかん。

戦いとはそういうことではないのだ。

 

前半はほとんど波に乗らず、というか『乗れず』だったわけなのだが、ヒート中盤にまあまあのライディングができたことで落ち着きを取り戻すことができた。

1位のポジションにいた選手が再三インターフェア(妨害)を犯して失格となってくれて、3位だったボクが辛くもラウンドアップすることができた。

繰上げ当選的な。

おお、ということはフツーにいってたら1コケだったわけだ。

自信無くすわ〜。

結果オーライとはいえ、これがブランクというものなのか、と思い知らされる結果となった。

 

そして自分のヒートを終えてから次の出番までがまたもや長い長い。

3時間くらい待たされただろうか。

あまりの暑さと喉の渇きに思わずビンタンビールに手が伸びてしまった。

「ちょっとサーフィンが硬かったからね。一杯くらい飲んだ方が調子いいでしょ」と、選手としてあるまじき行為に出てしまったわけなのだが、まあいいのである。

 

ラウンド2は潮が引いて波のコンディションもかなり上向いてくれた。

ビンタンビールのおかげもあってかラウンド2はまあまあ自分のサーフィンを出すことができ、今度はしっかりと2位でラウンドアップ。

1位はDeusのチームライダーのDeniだったので2位でも十分なのだ。

 

というわけであれよあれよで明日からクオーターファイナルが始まる。

クオーターファイナルからはマンオンマン(1対1の決闘スタイル)の戦いとなる。

あと2つ。

こうなったらファイナルヒートまで行きたいわ〜と欲が出てきてしまう。

しかしだいたいにして欲が出てくるとあっけなくヒートを落としてしまうなんてことが多いので、次回もビンタンビールを注入してヒートに出るくらいのゆるやかな気持ちでサーフィンを楽しもうと思うのであった。

 

有本圭

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