努力のチカラ

JPSAロングボードツアーの開幕戦がバリ島で幕を切って落とされた。

セットでオーバーヘッドのクラマスポイントで熱いヒートが繰り広げられている。

そんな中、個人的に応援していたふたりのサーファーがトライアルラウンドを勝ち上がり、プロ本線ラウンド1を突破してプロ公認を取得した。

 

瀬尾亮一はアパレル会社を運営するビジネスマンだ。

仕事を軌道に乗せ、ここ数年間プロサーファーを目指してバリ島通いを続けていた。

彼とは海で会う機会が多いのだが、常にひたむきにサーフィンと向き合う姿が印象に残っていった。プロ公認を得るという明確な目標に向けて努力する姿を海で目にするたびに応援する気持ちが大きくなっていった。

残念ながらプロになったにその瞬間に居合すことができなかったが、心からおめでとうと言いたいサーファーのひとりなのだ。

 

もう一人は関口海璃だ。

彼女はショートボードのプロサーファーとしてツアーに参戦する傍ら、ロングボードを始めてわずか一年あまりでロングボードのプロ公認を得たのだ。

「ロングボードのスタイル、好きなんですよね」

波の小さいエアポートリーフでまだ幼さの残るキラキラの笑顔で「ケイさん、ロング貸してくださいよ〜」

なんて言われてしまうとおじさんは圧倒的にヨワイ。

「おお、いいよ」と迷わずなってしまう。

カイリのライディングに「まだノーズ、結構余ってるな」などとからかっていたのがつい1〜2年ほど前のこと。

で、プロ。

早くね?

才能ってイヤね。

などと思うなかれ。

ロングでプロになると決めてから彼女なりに努力を重ねてきた。

それが今日のこの日に彼女の大好きなバリ島で身を結んだのだ。

 

好きな選手を心から応援する。

スポーツ観戦で最もエキサイティングする瞬間だ。

熱狂し感動し何かを感じたりする。

『諦めないで明確な目標に向けてひたむきに努力を続けること』

なんだか昭和的で泥臭くて気恥ずかしいようなことなのだが、今日誕生したふたりのプロサーファーの姿からそんなことを思い出させてもらった気がする。

心からおめでとう!!

有本圭

※ 瀬尾亮一プロのインスタグラムはこちらから

※ 関口海璃プロのインスタグラムはこちらから