自由に生きる

究極の自由人

外国の人との出会いは時として大きなパラダイムシフトを手助けしてくれることがある。

「ええ、そんなんもアリなんか〜」と一気に視界が広がっていく。

自分がこれまで想像すらしていなかったライフスタイルを実現している人たちから受ける影響は決して小さくないのだ。

 

先日海で出会ったカナダ人。

ロングヘアーに顔半分を覆い尽くしたヒゲ。

なんとなく自由の香りがする中年おじさんだった。

セットの合間になんとなく始まった会話。

どこから来てるの?いつ帰るの? そんなごくありふれた会話から驚くべき彼の旅の様子が明らかになったのだ。

なんとその彼は6年間旅を続けていて、その間一度も祖国に帰っていないというのだ。

6年も旅を続けているって・・・

どんな旅なんだ?

そもそもそれって旅と言えるのだろうか。

一体何をしたらそんなことができるのだろう。

ある意味羨ましいのだ。

興味津々で彼の仕事を聞いてみると・・・

ビルのオーナーだった。

なるほど特別枠の人なのね。

基本的にはなんもしないでもチャリンチャリンとお金が入るシステムを作った人。

これは強い。

これを作った人は自由にライフスタイルを構築することができるのだろう。

だから皆さん、頑張ってビルのオーナーを目指しましょう!ということではない。

そういう人も世の中にはいるということだ。

フツーの自由人

一方こんな人との出会いもあった。

それはつい先日これまた海で出会ったイタリア人のマックス。

サーフィンをしていて自然と話すようになったサーフバディだ。

しょっちゅう海で顔を合わせるので挨拶代わりに「バリに住んでるの?」と聞いてみた。

「いや、ホリデイだよ。ここに来る前にはオキナワにいたんだ。半年のホリデイももう終わりなんだ」

「え!? 半年のホリデイだって??」

「シー(はい)、何かおかしいかい?」

と事もなげに答えた。

 

半年の休暇。

日本ではまあまあありえない超長期休暇だ。

しかしヨーロッパではありうるのだろう。

以前、1年間の休暇を取って旅をしていたドイツ人医師と話したことある。

その彼がヨーロッパでは3ヶ月くらいの休暇は当たり前のことだと語っていた。

3ヶ月の休暇が当たり前なら6ヶ月は決して驚くようなことではないのかもしれない。

いや、驚くわ。

休みすぎでしょ。

どんだけ休みたがり?

おデコをどつきながらツッコミを入れたくなるのを我慢するのに苦労した。

「仕事は何をしているの?」と当然の質問をぶつけてみた。

またどっかの大金もちなんじゃない?

それともマフィア?

イタリア人といえばマフィアってのは先入観にもほどがあるか。

 

「ライフガードだよ」

「え、ライフガード?」

内心、フツーだなと思った。

大金持ちになれるような仕事ではなさそうだ。

「そう、だから春から夏が終わるまではイタリアのビーチでライフガードをするんだ。それが終わったら半年間の旅に出るってわけさ」

 

まず、ライフガードという仕事がイタリアの海で半年間もできることに驚いた。

日本の海ではなぜか『海開き』という奇妙な行事の後でしか人が海に近寄らず、遊泳期間というのが設けられる。

ウェットスーツやラッシュガードが進化している昨今、もう少し長い期間開いてもいいのではと思ってしまうが。

それにライフガードの稼ぎで残りの半年間も旅ができるというのも意外だった。

「だって、バリはイタリアよりも物価が低いでしょ。だから可能なんだ」と。

イタリアの物価はどの程度なのかと聞いてみると日本とバリの中間くらいなのだとか。

ということは、日本で半年間働いてそれなりにお金を貯めれば半年バリトリップ生活は成立するってことか。

これはいいことを聞いたぞ。

実際には家族がいたりするとそうもいかなくなるとは思うが、それだってやりようがあるかもしれない。

 

100人の人間がいれば100通りのライフスタイルがある。

いろんなスタイルがあっていい。

別に型にはまる必要なんてまったくないのだ。

変な常識や制限を設けずに自分が楽しく生きていけるライフスタイルを実現していければいいのだな、と改めて考えさせられるきっかけとなるいい出会いだった。

有本圭

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